カテゴリー: カール

カールの旅立ち

 

耳の癌で闘病生活のカール、

癌と宣告されてから、もうすぐ4ヶ月だった

karl20150829_4(8/29(土)のカール)

5月末のレントゲン検査でカールが癌だと宣告されたとき、立ち直れないくらいに目の前が真っ暗になった。

ずっと傷が治らないのに、抗生剤を使いながら様子を見て、元気だからと深刻に考えていなかった。

歩くのにふらついたのを見て、初めておかしいと思った

レントゲンの結果は最悪、

すでに骨が溶けて進行していて、進行が速くてとても悪性、抗がん剤も効かないということだった

出来ることは緩和治療だけ。

 

癌の宣告を受けたその足で、うしまるさんがいつもお世話になっている病院へ行った。

膿が、抜いてもすぐに溜まってしまうから

どうしたらいいのか、何か出来ることはないかと、、、

 

「もって2ヶ月くらいだろうけど、その間少しだけ楽に過ごせるようにする手術なら出来るよ」

そう言ってもらった

 

出来ることがあった

 

6/3に手術をして、その後5週間くらいカールはとても楽に過ごせたと思う

その時は大変だと思っていた頭の状態も、今写真を見ると、この時はまだ全然普通だったなぁって思う

 

5週間たって7月上旬、また膿が溜まるようになってしまったけど、不思議と以前のような強烈な化膿臭ではなかった

 

karl20150723_1(7/23(木))

7月下旬、にゃんこ組メンバーの猫おばに教えてもらって、腫瘍認定医の先生の病院へ行った

それから、そちらの病院に通院して緩和治療を続けていた

超音波乳化吸引という、カールの頭を圧迫する癌を超音波で溶かして削る緩和手術がカールの癌には一番有効な治療だった。けれど、あくまでも緩和目的の治療、削った部分は3週間くらいで癌が進行して元に戻る

全身麻酔が必要なため貧血が進んでいるカールの体には、まだ麻酔をかけられる数値だとしても危険な治療でもあった

でもその治療をしなければ癌が進行して苦しいし、手術のあとは体調も良くなるので

「先生、カールが麻酔で死んでしまったとしても、苦しくないからいいんじゃないかな、先生には申し訳ないけど手術お願いします」

と言って覚悟を決めてお願いしていた

 

膨らんだ頭、眩しくても眠るときも全く閉じることが出来なくなった左目は、点眼をしていたけれど、9月に入って少しずつ濁ってきた

karl20150921_1

それでもカールは食欲があり、左側に頭を傾けながらも上手に歩いていた

紹介してもらった病院に初めて行ったとき、もう歩けないでしょう?と言われて

歩けますよ、と言ったら先生は驚いていた

最後まで、小走りくらいなら走れたし、数十センチならジャンプも出来た。

 

皮下補液やインターフェロン、βグルカン、仲間のボランティアさんが教えてくれた色々なサプリメント

その全てがカールを助けてくれていたと思う

癌だと分かってからもずっと、

ずっとずっとカールは元気だった

 

お彼岸の中日、23(水)

天気が好くて朝から玄関前で日向ぼっこ

朝ごはんを食べてベッドに寝かせて

「出掛けてくるからね」と声をかけて

 

いつもと変わらないと思っていたその日は、

 

明日も続くと思っていた毎日が終わる日だった

 

夕方、あと30分で帰宅という時に、父から電話がかかってきて

「もうすぐ着くか?」と

「あと30分くらいで到着ー、すぐカールにご飯食べさせるから」と言うと

 

「カールは眠ったよ」と言われた

 

全然信じられなくて、

何を言ってるんだと思いながら

「え?今? 今なの?」と聞くと

父が気がついたのは2時間くらい前、とのことだった

 

帰って、見るまで信じられなくて

でも本当だった

 

カールを独りで旅立たせてしまった

 

あきれるくらいにあっさり、

 

夜も毎晩一緒にいて、見届けられるように、

そう思っていたのに、、、

 

ここ数日は調子が良くて、私のあとを付いて倉庫を出て玄関の前まで歩き、何か食べると鳴いて訴えていた

体力がなくなってからは倉庫から出ようとしなくて、

もう外には行かないんだなと思っていたから、、、

 

スタスタ歩いて、いつものポジションだった玄関前へ

karl20150920_1

karl20150920_2

頭の左側はもう全部癌で、頬から少しずつ流れ出る膿で首から下の毛はベタベタに固まって、あごの関節も動かなくなり、閉じることも開けることも出来なくなった口の端からすぐにヨダレが出る

 

karl20150920_3

そんな状態でも、シッポをピンと立ててご飯を食べたいと言う

舌だけペロペロしても、ヨダレがたくさん出てしまってお皿がヨダレでいっぱいになる

jiji_karl20150922_1

最近はシリンジで強制給餌も、お腹がすいているからあまり抵抗せずに食べさせてくれるようになった

栄養補給のメインは、粉ミルクとビオベテリナリー

どちらもご支援でいただいたもの

カールはミルクとビオの味が大好きで、たくさんたくさん食べてくれた

 

お外の猫達は、早朝玄関から父が出てくるのを待つのが一日の始まり、

父は朝、3時半から4時くらいには起きる

 

何故そんなに早い、、、

しかし猫達はその時間にみんな玄関の前にスタンバイしている

 

そういうわけで、カールも調子がいい時は朝も早かった気がする

最後の日、23(水)、

その日も早朝4時くらいにカールは起きてトイレに入った

トイレの砂をかいている音がして、それからベッドに戻らず私が横になっているそばに来て

「エェ~…、エェ~、、、」と、か細い声で鳴いた

なにぃ、もう起きたの~、、まだ早いでしょう~

無視だ、無視、まだ寝てて、と背中で訴えてみる

カールはあきらめず、手を出して私の肩をカリカリする

もう~…

 

今さら健康を考えても仕方がないし、カールちゃんは内臓が丈夫だから好きな物を何でも食べさせていいですよ、と言われていたので、夕べも寝る前に大好物のクリームチーズを私の指から一生懸命舐めて食べたのだった

 

体を伸ばして仰向けになると、お腹に乗ってきて首の方まで進んでくる

トイレの砂をかいたばかりのその手で、私の口のあたりをカ~リカ~リ

うお~、やめろぉ…

うっすら目を開けてみると、閉じなくなった口からヨダレがタラ~、、、

「分かった!起きる起きる!、、、もう~!寝る前にクリームチーズ食べたじゃん」

「エェ~…、エェ~、、、」

「分かった分かった、よし、ミルク飲もうな」

そして早朝からミルクを30ミリくらい飲みほして、また眠り、

天気が好かったので8時頃お外に出て日向ぼっこ

 

腎不全末期でヨレヨレのジジとツーショット

jiji_karl20150923_1じいさんや、ばあさんや、、、

 

いいお天気だねぇ…

 

jiji_karl20150923_2

最後の写真になっちゃった後ろ姿、、、

 

9時近くまで日向ぼっこして、倉庫に戻り、もう1回朝ごはんを食べて、補液をして、ベッドに寝かせたらそのまますぐに横になったので、満足してくれたなと思って

「出掛けてくるから」と声をかけて留守番をさせた

 

 

カールが倒れていたのは私が寝ていた布団の上、枕の方

布団の足の方に吐いてあった、ほとんど消化していたけど、寝る前に食べた朝ご飯

トイレに健康ウンチがしてあって、踏んでしまったみたいだから、ウンチをしてから苦しくなったのか、、、

 

カールにとっても急なことだったのかもしれない

日中、父が見たときは眠っていたそうなので、苦しかったのはそんなに長い時間ではないと思う

そうだったと思いたい、、、

 

 

超悪性でとても苦しむんだと

いつもお世話になっている病院の院長先生は、

「苦しむようになったら連れておいで」

と言ってくれた

「安楽死させてくれるんですか?」

と聞くと、

「苦しむために生きてる訳じゃないから」と

 

苦しんでどうすることも出来なくなったら、眠らせてあげられる

歩けなくなったら、立てなくなったら、、食べられなくなったら、すごく苦しくなる前に連れて行こう

それまで頑張ろうと、前向きに過ごせた

 

もともと4kg以上あった体重が、

8月末の時点で2.9kg

9/15に病院に行った時は2.5kgまで減っていた

 

たくさんたくさん食べても、すっかり痩せて、頭は大きく膨らんで、頭デッカチ

 

私は見慣れてしまって、

本当は生きてるのが不思議なくらいの状態だったのかもしれない

 

 

カールちゃんは凄いな~

病院に行くといつも先生が褒めてくれて

 

カールちゃん大丈夫?

うしまるさんやにゃんこ組の仲間たちがいつも心配してくれて

 

いっぱい応援してもらって、

癌だと宣告されて目の前が真っ暗になってから約4ヶ月

 

闘い抜いたカールは、地上での一生を終えてお空にのぼって行った

 

小さくふにゃふにゃになった体も、大きく膨れあがった頭も、閉じなくなった目も口も、

可愛くて仕方がなかった、、、

karl20150921_2

最後、

見送れなくてごめん、、、

 

 

aozora20150924_124日の朝もいいお天気で、

 

何が起こっても、朝は来るんだなーと、

当たり前のことを思ってしまう

 

昨日の朝は2匹で並んでた、、、

 

jiji20150924_1「ジジ、

カールが先にいってるってさ」

 

 

生まれ変わってまた近藤さんとこにくるよ

仲間のボランティアさんがいつもそう言ってくれる

また会える

そう思えたら今日も明日も頑張れるから、

 

ひろーいお外で、強く生きた愛すべき小さな命

出会えて幸せだった

お疲れ様

カール、またね

 

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7月のご支援金についてと近況報告

 

7月にいただきましたご支援金について

手術続きで医療費の支出が大きく、保護猫達の生活を維持するのに苦労しているこの頃、皆様からの様々なご支援に支えられております
ありがとうございます☆

kaikei201507_1

通帳入金 ¥16,000

送金くださいました、EH様、KT様、ご支援ありがとうございます。

 

また、現金にて

現場で、短毛の白三毛「てんちゃん」やてんちゃんの兄弟達のお世話をしてくださっている餌やりさんより
¥5,000

現場で白三毛お母さんの相談をさせていただいたお宅より
¥30,000

現金収入 ¥35,000

収入合計 ¥51,000

 

医療費支出

kaikei201507_26/26(7/1会計)、7/3、7/8、7/11
現場から保護の子猫(ゆんちゃん、みんちゃん)瞬膜癒着処置 ¥9,720
お外の猫ジジ、輸液セット、内服薬 ¥6,691
公園から保護の子猫(黒白ちびちび)追加ワクチン、駆虫薬 ¥18,161
すばるくん左後ろ足手術+去勢手術、抗生剤、ジジ、カール輸液セット ¥45,477

 

kaikei201507_37/13、7/18
新入り茶白くん去勢手術、一泊料金 ¥9,720
短毛の白三毛「てんちゃん」避妊手術 ¥12,960
ジジ、カール輸液パック、内服薬 ¥8,532

 

kaikei201507_47/20、7/24、7/27
カール コンベニア、排膿処置、超音波検査 ¥10,270
保護子猫(せなくん、みんちゃん、ゆんちゃん)追加ワクチン、内服薬 ¥15,066
カール 日帰り入院、血液検査、細胞診検査、超音波検査、レントゲン ¥34,820
カール インターフェロン、内服薬、外用薬 ¥4,930
カール 毛刈り、排膿処置 ¥3,240
カール 高濃度ビタミンC皮下点滴、インターフェエロン、排膿処置、ヒアレイン ¥8,430

医療費支出合計 ¥188,017

自己負担 ¥137,017

 

foodshien201507_3

foodshien201507_4毎日たくさん消費するフード、どれを食べてもコロコロうんち★な子もいますが、体調管理のため、より健康に過ごしてもらうために良質なフードを食べさせたい
S様、いつも必要なフードを送ってくださりありがとうございます!

 

 

karl20150829_2耳の癌(耳垢栓癌)で闘病が続くカール
緩和治療しか手立てがないものの、頬の部分の癌がまた大きくなって、ちょっとグッタリ、、、
8月の初めに超音波乳化吸引という、頬の癌を少し削り取る緩和治療手術を受けて、体調が回復し食欲が出て、暑い8月をのりきった
先生からは「2週間くらいでまた元に戻ってしまいます」と言われていて、カールは4週間くらい調子良く過ごせたけど、やっぱりまた元に戻ってしまった

もう一度、吸引手術を受けさせたいけれど、全身麻酔になるため、麻酔をかけられるかどうか、、、

でもこの状態だと、自分ではほとんど食べられない…

 

腎不全になったお外の猫ジジは毎日の補液を続けていて

jiji20150803_1脱力の姿勢で、補液ー

 

jiji20150803_2「オレが、うるおっていく…」

 

一度は体調が持ち直したものの、

最近また数値が上がってきてしまい、

雨も続いていて、、、

jiji20150829_1「オ、オレが、弱っていく、、、」

 

jiji20150829_2しょぼん…

ジジは今日、室内に保護

 

4月から活動している30匹の猫達の現場、

mizuki20150819_118日から10日間、うしまるさん、せぱゆさんに最後の最後までものすごーくご協力いただいて、

 

22no_46chibi420150826_1動物病院さんも協力してくださって

 

22no_kuromikemama20150828_1

 

22no_96chibi420150829_1

最終日は住民の方々も道路に出てきて応援?してくださったり

暗くなる空を見上げながら、叫んだり喜んだり

区切りをつけることが出来た現場活動

次回の更新で詳しい報告を☆(`ェ´;)))ゞ=3=3

 

カールとの日々

 

前回の記事からかなり日数があいてしまい

報告がたくさん…(=`エ ´ =;)ヾ=3

カールは、目を離せない日々が続いているけど頑張っている

6月中は手術のおかげで楽に過ごせていて、また溜まるようになってしまうと先生が言っていた通り、手術から5週間が過ぎてまた膿が溜まり始めた

脱水症状も出てきて補液が必要になった

前回最後に載せた写真(7/9撮影)から

karl20150709_1

 

1週間くらいで頬がパンパンになってしまい

karl20150717_1

補液しても脱水状態は改善されず、1日に2~3回の皮下点滴を続けている

自宅の猫達のことは全て妹に任せて、カールの看病をさせてもらっている

少しは食べていたけど、動くのも大変になってきたので、膿を抜くために病院に連れて行くことに。

仲間のボランティアさんから、腫瘍認定医の先生の病院を教えてもらいそちらの病院へ。

 

膿を抜いてもらって、これまでは免疫力を上げる健康食品をシリンジで飲ませていただけで、手術以外は何の治療もしていないので、今後の緩和治療について相談した

カールは通院は嫌だろうけど、膿を抜いてもらわないともっと大変だし、、、

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頬が少ししぼんで、本人はとても楽になったようで、病院から帰ってきてからスープパウチを1つ全部食べた

膿が流れ出るように頬に少しだけ傷を付けた。そこから膿が出続けていて首から胸にかけて毛がベタベタ。

 

後日、血液検査、レントゲン等の検査を受け、転移がないか、また他に悪いところがないか調べてもらった

お外の猫と言っても、カールは抱き上げることも出来る子で、病院でも良い子

bt20150730_2

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レントゲンで、明らかな転移は確認されなかったけど、ちょっとあやしく見えるところが点々とあるらしい

治療オプションはあくまでも緩和目的のものとなる

とりあえず、いつでも出来るインターフェロン注射や高濃度ビタミンC療法というのは膿を抜く通院のたびにやってもらう

腫瘍周囲の骨溶解、骨が溶けて癌が進行しているため、目の奥やあごの骨が溶けてきているとのこと

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左目はもう全く閉じることが出来ない

目が乾かないように点眼してあげたいけど、

イヤだイヤだと逃げる…

逃げる元気はある…(´ `;)

 

癌がさらに進行してきた6月末、お外仲間のジジが腎不全になった

7月に入ってカールが脱水状態だと分かった時、すぐに皮下点滴が出来たのはジジの輸液セットがあったから

ジジは室内で点滴治療、血圧の上昇を抑えるACE阻害薬、少し食べられるようになってからは活性炭やカリナールを追加して、
10日間である程度状態が回復

2、3日は全く食べられなかったけど、ちゅーるを食べられるようになって

1週間くらいでかなり食べられるようになった

サッシのカギをかけないでいたら自分で開けて外に出てきた

まだお外は無理だろうと室内に戻してカギをかけたら、換気のために少し開けていたサッシの上の小窓から脱走した

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お部屋に戻しても、外に出せとずっと鳴いているので仕方がなく7/6に完全にお外に復帰、ほとんど玄関の近くにいるので、庭で点滴をしている

腎臓の数値がとても高く

BUNは140以上

クレアチニン8.2だった

2週間で再度検査してみたところ

BUN67.3

クレアチニン3.8

リンは正常値まで回復したけれど、ジジは高齢だと思われるので、腎臓は少しずつ機能が落ちてきていて慢性の腎不全のため劇的な回復は望めない

まだまだとても高い値なので皮下点滴は続けていくようにする

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療法食を嫌がらずむしゃむしゃ食べてくれる

 

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今週27日(月)の朝、カールのところに行ってみると床が血だらけになっていた

karl20150727_2

カールはボーっとしていて、頬から血がポタポタ落ちていた

後ろ足で頬を引っ掻いて血を出してしまったらしい

頬は腫れていて、皮膚が薄く脆くなっているのと、癌に栄養を運ぶための血管が張り巡らされていて、傷がつくとたくさん出血してしまうらしい

もうダメかと思った、、、

午後に病院に行って膿を抜いてもらい、血だらけだった頬をキレイにしてもらって

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帰って来て、少しゴキゲンなカールさん

ご飯を食べて、左側を上にして眠っていたので、パンパンの頬を激写

karl20150727_4

おのれぇ、癌め~

 

今日のカール

karl20150730_1口はあまり開かないけどスープをぺろぺろ舐める

今日は食欲あり(^^)

karl20150730_2

 

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